健康管理

遺伝子組み換え食品がからだに与える影響は?

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2016/11/12


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遺伝子組み換え食品が、体に悪いという話はよく聞きますよね。それは、どうしてでしょうか?

遺伝子組み換え食品とはいったい何?

遺伝子組み換えとは、生物の特定遺伝子を切り取って、他の生物の遺伝子に組み込むこと。

たとえば、これまで植物の品種改良は、人工的に受粉させて交配させ、新しい品種を育てたわけですが、このバイオテクノロジーと呼ばれる技術を使うと、非常に短期間で生育でき、しかも種の境界を越えられるという画期的なものなのです。

こうして生まれた食品が遺伝子組み換え食品です。

実際にある遺伝子組み換え食品は

遺伝子組み換え食品でもっとも多く生産されている害虫抵抗性をもつトウモロコシやジャガイモは、害虫を殺す作用のある土壌細菌の遺伝子を、トウモロコシやジャガイモの遺伝子に組み込んだもので、これを食べた虫が死んでしまうため、害虫被害が減るとされています。

また、除草剤耐性の大豆は、除草剤に耐性をもつ酵素の遺伝子を大豆の遺伝子に組み込んだものです。

大豆は除草剤に弱いため、弱い除草剤を何回も散布しなければならなかったのですが、この大豆なら強い除草剤をまくことができるので、省略化できます。

いつ誕生した?

遺伝子組み換え食品が誕生したのは1973年のことです。

アメリカで開発が進められ1997年からは日本にも輸入され、今や加工食品を中心に幅広く使われています。

厚生労働省はガイドライン(安全性評価指針)で従来の植物と実質的に同等とする判断を出しました。

今では、大豆・トウモロコシ・ばれいしょ・菜種・綿実・アルファルファ・てん菜・パパイヤの8種類と、これを原料とする33品目の加工食品が安全審査を通過して、すでに私たちの口に入っています。

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何が問題?

遺伝子組み換え食品が問題とされるのは、これまで食品に入ることがなかった毒素や酵素をもつ食品を、人が食べても安全なのかどうかに不安があるからです。

その食品は大丈夫でも体内に入ったときに他の物質と反応して、予期しない有害作用がおきない保証はないのです。

動物実験で安全性が確認されているとしても、それは短期間に与えた場合のことで、人が一生涯とりづづけた場合におこる慢性毒性については全くわかりません。

短期間における毒性についても問題があるとする研究者も多く、事実、ヨーロッパでは、遺伝子組み換え食品の輸入を禁止している国が少なくありません。

遺伝子組み換えという、人類史上初めての技術によってつくられた食品の有害性はあまりにも未知数だというのが現状なのです。

そうした100%安全とはいえない食品がなぜ生産されるかといえば、害虫耐性や除草剤耐性といった、より安易に生産できるようにする性質を食品に持たせるためです。

つまり、消費者の安全よりも一部の生産者側のメリットが優先されているのです。

遺伝子組み換え食品の悪影響は?

遺伝子組み換え食品は従来の植物との間で交配がおきて予期しない植物ができたり、害虫ばかりでなく益虫も殺してしまうなど、生態系への影響も心配されています。

特定の生産者の利益のために、かけがえのない自然環境への影響を無視してよいのかという指摘は、私たち消費者も含めて考えなければならない問題です。

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遺伝子組み換え食品かどうかはどうしたら分かる?

遺伝子組み換え食品かどうか、現時点では表示が義務付けられてはいません。前述の8種類以外の農作物の場合は遺伝子組み換えでない、という表示を日本政府は禁止しています。

承認しているのはこの8種類だけだから、というのが理由だそうですが、遺伝子組み換え食品かどうかは消費者にとっては、とても重要です。消費者の不安を反映して、すでに豆腐や納豆などの大豆製品には、遺伝子組み換え大豆を使っていないという任意表示している商品が増えています。

また、生活協同組合(生協)を中心とする自然食品団体でも、原材料のチェックを行って、遺伝子組み換え食品を使わない商品の開発をすすめているところが増えています。

まとめ

日本の代表的な食品である味噌や醤油の材料である大豆もほとんどが輸入品です。食の安全の根幹にかかわる問題ですので、私たちも売られているからといって、信用しすぎず、自分の食べているものをしっかり把握して食べるようにしましょう。

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