腸内細菌

ビフィズス菌と乳酸菌の違いは!?

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2016/11/25


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ビフィズス菌と乳酸菌は腸にいい。

ヨーグルトのおかげで、なんとなくそんな漠としたイメージを持っている人は多いでしょう。

でも、もしかしたらビフィズス菌と乳酸菌を混同されていませんか?

「ヨーグルト=乳酸菌=ビフィズス菌」というように、まるでビフィズス菌が乳酸菌の一種であるかのようなイメージはありませんか?

この二つは、どちらも善玉菌ですが、まったく別の種類の菌です。

大きな違いを挙げれば、ブドウ糖を発酵させることによってつくり出されるものが異なります。乳酸菌はおもに乳酸を産生しますが、ビフィズス菌はおもに酢酸と乳酸(3:2の割合)を産生します。

もう一つ違うのは、酸素との関係です。乳酸菌は通性嫌気性菌(酸素があっても生きられる菌)である一方、ビフィズス菌は偏性嫌気性菌(酸素があると生きられない菌)です。

では、ビフィズス菌入りヨーグルトを食べるときに空気に触れるのもダメかというと、そうではありません。

ビフィズス菌は偏性嫌気性菌のなかでは比較的酸素に強いほうです。もともとビフィズス菌入りヨーグルトは、ビフィズス菌を守るために酸素の透過性の低い容器が使われています。ですから、容器を開けてすぐに食べる分には、ビフィズス菌がすべて死滅してしまうということはないでしょう。

では、いったいどちらの菌を摂ったらいいのでしょうか。

より多く摂りたいのはビフィズス菌です。

ビフィズス菌には、腸内環境を整える、大腸のぜん動運動を促す、免疫力を調整する、有害物質の増殖を抑える、ビタミン(ビタミンB1、B2、B6,B12)を生成する、血中コレステロールを低下させる、腸粘膜の正常化に関わるポリアミン産生を強化するなど、さまざまな健康効果があります。

これらは、ここ10年ほどで明らかになってきたものであり、研究がさらに進めば、他の効果も認められるかもしれません。

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また、大腸内に棲息する数も、乳酸菌よりビフィズス菌がはるかに多いのです。

健康な大便1グラムあたり、乳酸菌の数は10万~100万個。一方、ビフィズス菌の数は100億個以上。

腸内細菌バランスを善玉菌優位に保つカギは、ビフィズス菌にあるといえるでしょう。

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腸内環境をよくする2つの善玉菌

乳酸菌

1)ブドウ糖など糖質をエサに乳酸を産生。

2)酸素が合っても生きられる。

3)大便1グラムあたり10万~100万個。

<主な種類>

・サーモフィルス菌・・・・ヨーグルトの主な乳酸菌の一つ。ブルガリア菌の増殖に不可欠。

・ブルガリア菌・・・サーモフィルス菌の増殖に役立つ。

・カゼイ菌・・・小腸の消化・吸収を助ける。

・ラムノーザス菌・・・大腸に届き、腸内環境を整える。

・ガゼリ菌・・・ピロリ菌を抑制する乳酸を産生。

・デルブレッキー菌・・・腸内環境とコレステロールを整える。

ビフィズス菌

1)糖質、とくにオリゴ糖をエサに酢酸、乳酸を産生。

2)酸素があると生きられない。

3)大便1グラムあたり100億個以上。

<主な種類>

・ビフィダム菌・・・コレステロールを吸収する。世界で初めて発見されたビフィズス菌。

・ロングム菌・・・大腸に届き、悪玉菌を減らし、善玉菌を増殖させる。

・アドレスセンティス菌・・・ビタミンを合成し、免疫力を高める。

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