健康管理

貧血を放っておくと実はどんどん老化を早める結果に・・・

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「生理がこの一年ぐらいないんです」「生理の周期が定まらないんです」など、生理不順を訴える若い女性が多くいます。

いままで順調だった整理が、突然狂ったり乱れたりし始めたら、まず食事性貧血(栄養性貧血)ではないかと疑ってみてください。

若い女性がこのような症状になる原因は、痩せたいという願いから、誤ったダイエットをすることにあります。ダイエット中に生理不順になったら、「あなたは食事の栄養バランスが大変悪い」という警告です。この体の警告を無視して、さらに誤ったダイエットを続けていると、貧血が進行して、若いのに、白髪、シミ、ソバカスが増えたりします。

美容面ばかりではなく、立ちくらみや疲労、倦怠感、動悸などがし、集中力もなくなり、無気力状態になります。

また、貧血は偏食をしている人たちにも多く見られます。献血に訪れる女性の五人に一人は貧血で不適格とされるそうです。国民栄養調査では、女性は、20~30%、男性は1~3%が貧血だという結果が出ています。

貧血は、男性より女性のほうが圧倒的に多いのですが、その理由としては、女性は毎月の月経時の出血で、一日約0.5ミリグラムの鉄が失われるため、月経閉鎖の更年期前までは、貧血になりやすいのです。

なぜ貧血が起こるのか

そもそも貧血とはどのような状態のことなのでしょうか?

貧血とは、血液が薄くなった状態のことです。ちょっと難しい医学的な言葉でいうと、末梢血液中のヘモグロビンの濃度、赤血球数が減少し、基準値未満になった状態のことです。

赤血球の寿命は、正常でだいたい120日なので、体の中の全赤血球量の0.8%に当たる赤血球が日々破壊され、それに相当する赤血球が骨髄で作られています。

このように、赤血球の産生と破壊が絶えず行われているわけですが、貧血は、赤血球の産生が正常より低下した場合か、あるいは、産生が正常であっても、破壊のほうが多くなった場合に起こります。

また、当然のことながら、けがや吐血などの体外に多量の血液が出てしまえば貧血は起こります。

女性の貧血のほとんどが「食事性」の貧血です

貧血のなかで、一般的に最も多いのが、食事性の貧血です。

誤ったダイエットや、あるいは偏食、栄養のバランスなどが引き起こしている貧血がいちばん多いのです。

貧血は、自覚症状がある場合とない場合がありますが、貧血状態で妊娠すれば流産しやすくなりますし、また、ブルーベビーという貧血状態の子供が生まれやすくなります。

わかりやすい自覚症状としては、白髪や小ジワが増え、常に疲労感や倦怠感があります。また、動悸や頭痛がしたり、爪が薄く弱くなり、割れたり、スプーン状にくぼんだりすることもあります。

血液は、心臓や内臓、筋肉が正常に働くために、体のすべての組織に酸素や栄養物を送り、また、栄養物が体の中でエネルギーになるのを助ける働きをしているので、その血液の状態が悪ければ、当然老化の進行を早めます。

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はつらつとした若さを保つための第一条件は、血液の成分を正常に保ち、貧血を防止することです。

現代人は飽食している割には、微量栄養素が不足しています。

貧血の場合は、まず鉄、次にビタミンB群やC、葉酸などが不足しています。これらの微量栄養素が不足する最大の原因は、加工食品やインスタント食品、あるいは精製食品の摂り過ぎにあります。

穀物は精製したものほど、微量栄養素は失われていますし、加工食品やインスタント食品は添加物がたっぷり使われているので、微量栄養素が失われると同時に、これらの栄養素の体内での利用度も低下してきます。

このような食生活をしていては、貧血だけでなく、あらゆる面で健康を害することにもなります。

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なぜ鉄は貧血にそんなに効果があるのか

血色素はヘムとグロビンからできているのですが、まずヘムの材料として鉄が必要なのです。したがって、鉄不足の食事をしていると、血色素が減少し、酸素の運搬能力が低下して全身の機能低下を招くのです。

グロビンの材料としてはアミノ酸が必要です。また、アミノ酸は血色素のつくられる過程でも必要です。

そのほか、赤血球が成熟するために必要なビタミンがあります。これらはビタミンB12、葉酸、ビタミンC、B1、B2、B6、パントテン酸などで、「造血ビタミン」といい、鉄やアミノ酸を含め、「造血必須物質」といいます。

では、食事からどのくらいの鉄をとることが必要かといいますと、女性は、一日15~20ミリグラム、男性は10~12ミリグラムぐらいです。

鉄の吸収率はほぼ10%程度なので、実際に吸収されるのは1~2ミリグラムです。

鉄の多い食品は下表を参考にしてみてください。

鉄の吸収を高めるには

鉄の吸収は十二指腸を中心として、小腸の上部で行われると言われています。

吸収に必要なものは、まず胃酸です。

胃酸によって食物中の三価の鉄が、吸収されやすい二価の鉄になります。また鉄はアミノ酸やビタミンCといっしょに摂ることによって、吸収がよくなり、さらにCは鉄を再利用する働きがあります。

貧血を防ぐには、新鮮な魚介類や獣鳥肉類と、大豆などの植物性たんぱく質をバランスよく摂り、新鮮な野菜や果物を、充分に摂ることです。

鉄を多く含む食品(可食部100g当たり)

分類

食品名

mg

分類

食品名

mg

穀類

小麦胚芽

6.6

獣鳥肉類

豚レバー

13.0

麦こがし(関東風)

5.0

鶏レバー

9.0

甘味類

黒砂糖

4.7

レバーペースト

6.5

糖みつ

3.4

牛レバー

4.0

種実類

いりごま

9.9

卵類

うずらの卵

3.0

ごま(乾)

9.6

ヨード卵

2.0

カシューナッツ

4.9

鶏卵

1.8

アーモンド(乾燥)

4.7

野菜類

切り干しだいこん

9.5

豆類

凍り豆腐

9.4

パセリ

9.3

国産大豆(干し)

9.4

よもぎ

4.3

きなこ

9.2

ほうれん草

3.7

湯葉(乾)

8.1

こまつな

3.0

いんげん豆(乾)

6.0

菜の花

2.7

そら豆(乾)

5.7

だいこんの葉

2.5

ささげ(乾)

5.6

サラダ菜

2.2

あずき(乾)

5.4

グリンピース(生)

2.0

えんどう豆(乾)

5.0

しゅんぎく

1.9

魚介類

煮干し

18.0

かぶの葉

1.9

しじみ

10.0

きのこ類

黒きくらげ(乾)

44.0

あさり

7.0

干しいたけ

4.0

かつお節

5.5

まつたけ

1.3

はまぐり

5.1

しめじ

1.1

あか貝

5.0

藻類

ひじき(乾)

55.0

どじょう

4.5

わかめ(乾)

7.0

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